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フランスの若者(続)


サン・ニコラ
(フランスの西南部を旅行中に
たまたま見かけたロマネスク。
詳しいことは、分かりませんが、
現在も使われていた。正面一
杯を飾る彫像群はこの地方独特
のロマネスクによく見られる)
(注・これは、以下の記事とは関係
ありません)

[フランス全土で28日、新雇用促進策「初期雇用契約」(CPE)の導入
に反対する大規模な抗議行動が行われた。労組発表では参加者は
全国で300万人](毎日新聞3月29日朝刊)

先にフランスの若者の抗議行動について触れた。
失業者の雇用を増やすのに(注・フランスの若者の失業率は非常に
高い)、「2年間の試用期間中は理由の説明なしに解雇できる」
とするCPEで解決できるのか分からないと先に書きました。

そして、他にこの抗議行動の詳しい理由があるのか知りませんでし
たが「同契約は若年従業員(26歳未満)の自由解雇を認めることで
企業の雇用意欲を高める効果狙ったもの」(同新聞)だという。ます
ますこの法案の目的が私には分かり難い。

この法案はどうやら来年のフランス大統領選ともからむものらしいが、
これでは、ますます若者の賛同は得にくく、抗議行動は衰えるどころ
か大きくなる一方である。

この若者の失業問題はフランスだけの問題ではない。日本の若者
の雇用環境は正規雇用と非正規雇用の賃金格差、などいわゆ
るニート問題などを含めて問題山積である。

ここで、注意しなければならにいのは、日本とフランスとでは同じ
若者の失業問題といっても多少内容が違う気がします。
フランスの法律では、労働者には手厚い保護がなされているのだ。

上記新聞によれば、[フランスでは被雇用者は、年間5週間のバカン
ス取得を義務付けられ、医療保険、年金制度も整備されている」
というから、今回の抗議行動は、彼らのこういった権利が侵されて
いくのではといった、危機感にともなうことも大きな理由と思われます。

但し、先の暴動にもあったように、海外からの移民の失業率が非常に
高いのも事実であるし、失業問題がかげを落としているこは事実であろう。
しかし、彼らは、権利問題には非常に敏感である。

この若者の問題はたんにフランスの問題であると他岸の火視する
わけには行かない。重要な問題を(雇用問題など)提起していると
思わずには、いられない。

フランスをよく旅するとフランス人の抗議行動(スト、デモなど)と出っ
くわす。ストによる電車のストップで、一度などパリに帰れなくなり
トウルーズでの一泊を余儀なくされたこともあります。
今後、どうなるのかこの問題、気になるところです。






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コメント 4

春分

よく知らないで突っ込んだコメントなどするとやけどをすることになるでしょうが、「年間5週間のバカンス取得を義務付けられ」って、多くの日本人労働者はデモへの共感を失わせる話のようですね。ドビルパンの言い分も一理あるように思えますし。まあ日本の「ゆとり教育」も一理あるようにも思えましたし、成否は運用の細部で決まるのでしょうね。
by 春分 (2006-04-01 10:39) 

yoku

春分様
彼らは政治的な(まあまあの)駆け引きは
余りやらず本音で迫りますから、妥協は
困難で、解決には時間がかかるのでは
ないでしょうか。
確かに、フランスは、社会保障はしっかりしています。
by yoku (2006-04-02 05:39) 

stickman

スイマセン。
関係ないかもしれないですが、トラバさせて頂きました。
by stickman (2006-04-06 18:05) 

yoku

stickman様
紹介されたweb,若者の熱気が伝わって来ます。
ありがとうございます。
by yoku (2006-04-06 21:30) 

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