中世都市 トロワ Troyes①(仏)を歩く(中世ヨーロッパ)
「シャンパーニュでは数週間づつ継続する六つの大市が立つために
ほとんど途切れることのない一つの市場が成立し、その市場では
、地中海地方ないしは東方の商品が西北ヨーロッパの商品と交換
された」( エーディト・エネン)
中世の面影を色濃く残す中世都市トロワを2年前、パリの東駅から急行列車
に乗り訪ねました。
大市
最初に引用したエーディト・エネンの文章にあるように、この都市は中世には大市が開か
れたというので、私もいつかは歩きたいと思っていたが、それが実現したわけである。
駅から歩くと朝もやが掛かっており印象的であった。この朝もやというのは、町を印象的に
見せるものらしい。それがこれから歩く町をいやがうえにも期待を抱かせたのである。
中世に遠隔地商業として、活発に東方やビザンチンからヴェネチアの商人などが香辛料
などの商品をもたらしアルプスを越えてこのシャンパーニュ地方の有力な土地、トロワで取引
されたというのである。
一方、北のフランドルから、毛織物がこの大市で取引され、この地は南からと北から挟
み撃ちされるように両側からの商品が取引されたわけである。いかに活況を呈していた
かが分かるというものである。
そのことについて、エネンは次のように述べています。
シャンパーニュの大市は一月にラニイ・シュル・マルヌで始まり、四旬節の中日にはバル・
シュ・ロープが、五月にはプロヴァン、に山の手地区がそれに続き七-八月にはトロワ、
九月にはプロヴァンの下町が続き十月にはトロワで寒い太市が開かれるのであった」
とあります。年に数回、大市が開かれ本当に中世には商人で賑わっていたことでしょう。
それを今に伝えるシャンパーニュの町でした。
Troyes
数回(-)をクリックしますとフランスのどのあたりにあるか分かりますが、
いかにトロワはフランス、ヨーロッパの中世の交通の要諦にあったかこの
地図を見ると一目瞭然です。当然世界の商品が東方から、あるいは北か
ら伝わったわけです。
中世都市にはカテドラルが付きものです。次回はその話を(続く)
(尚、最初の引用は、ヨーロッパの中世都市 佐々木克己訳岩波書店より)
2009-01-22 09:08
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コメント(9)
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めもてる様
ありがとうございます。
by yoku (2009-01-23 08:33)
whitesox様
niceありがとうございます。
by yoku (2009-01-23 08:34)
lapis様
niceありがとうございます。
by yoku (2009-01-23 08:34)
アヨアン・イゴカー様
niceありがとうございます。
by yoku (2009-01-23 08:35)
9年前の夏に行きました。ほとんど忘れていますが、こんなに素敵な街だったのですね。
雨にしっとりぬれている石畳、木骨組みの家並み・・・思わず歩いて見たくなります。
ここでそんなに大きな市が開かれていたなんて、知りませんでした。
ありがとうございます。
by Cojico (2009-01-23 20:08)
Cojico様
このあたり(シャンパーニュは、中世にはヨーロッパの中心(11C)で
盛んに商業が開かれていたようですが、後に海が交易の中心に
なるとともに廃れて行ったようです。
この頃もイタリヤ商人の活躍には目も見張るものがあります。
by yoku (2009-01-24 09:40)
miyoko様
niceありがとうございます。
by yoku (2009-01-24 09:41)
こんばんは。
この辺りも木組みの家なんですね。
同じフランスでも、建築が異なり地域性がでるので面白いですね。
また、行ってみたい場所が一つ増えました。^^
by Madeleine (2009-01-25 22:09)
Madeleine様
ここは中世の家、教会が多く中世歩きに相応しい町かも知れません。
ありがとうございます。
by yoku (2009-01-26 10:43)